煙のなかに動く幻影 大手拓次
煙のなかに動く幻影
ひかりは おとをたて
みえない きこえない しはぶきをうみおとし、
みだれををさめる叢林(さうりん)のうちに羽ばたき、
鳥はひといろのかぎろひをそばだて
はるかに 現(うつつ)のかなたに なみだつ死をかざる。
« 鬼城句集 秋之部 秋の雲/霧/秋霞 | トップページ | 中島敦短歌拾遺 (1) 「霧・ワルツ・ぎんがみ――秋冷羌笛賦――」草稿 »
« 鬼城句集 秋之部 秋の雲/霧/秋霞 | トップページ | 中島敦短歌拾遺 (1) 「霧・ワルツ・ぎんがみ――秋冷羌笛賦――」草稿 »
煙のなかに動く幻影
ひかりは おとをたて
みえない きこえない しはぶきをうみおとし、
みだれををさめる叢林(さうりん)のうちに羽ばたき、
鳥はひといろのかぎろひをそばだて
はるかに 現(うつつ)のかなたに なみだつ死をかざる。
« 鬼城句集 秋之部 秋の雲/霧/秋霞 | トップページ | 中島敦短歌拾遺 (1) 「霧・ワルツ・ぎんがみ――秋冷羌笛賦――」草稿 »