鬼城句集 秋之部 迎火/魂棚
迎火 迎火や年々焚いて石割るゝ
迎火や戀しき親の顏知らず
[やぶちゃん注:この句の映像の中の人物は恐らく明治二五(一八九二)年に母スミを亡くした鬼城の娘二人と思われる。婚姻はスミとの結婚はスミ二十四の時、逝去の時は未だ二十七であった。]
魂棚 魂棚の見えて淋しき寐覺かな
[やぶちゃん注:「魂棚」「たまだな」は精霊棚(しょうりょうだな)のこと。盂蘭盆に先祖の精霊を迎えるために用意する棚。位牌を安置し、季節の野菜・果物などを供える。]
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迎火 迎火や年々焚いて石割るゝ
迎火や戀しき親の顏知らず
[やぶちゃん注:この句の映像の中の人物は恐らく明治二五(一八九二)年に母スミを亡くした鬼城の娘二人と思われる。婚姻はスミとの結婚はスミ二十四の時、逝去の時は未だ二十七であった。]
魂棚 魂棚の見えて淋しき寐覺かな
[やぶちゃん注:「魂棚」「たまだな」は精霊棚(しょうりょうだな)のこと。盂蘭盆に先祖の精霊を迎えるために用意する棚。位牌を安置し、季節の野菜・果物などを供える。]