鬼城句集 秋之部 立待月/待宵 ――今日から毎日月を見ようと思う……
立待月 立待月かはほり飛ばずなりにけり
[やぶちゃん注:この「かはほり」、蝙蝠は昔は「あぶらむし」と呼ばれた、本邦では最も一般的なコウモリである哺乳綱獣亜綱真獣下綱ローラシア獣上目翼手(コウモリ)目小翼手(コウモリ)亜目ヒナコウモリ上科ヒナコウモリ科
Vespertilioninae 亜科 Pipistrellini 族アブラコウモリ属アブラコウモリ亜属アブラコウモリ
Pipistrellus abramus であろう。彼等コウモリ類は無論、夜行性ではあるが、必ずしも一晩中活動し続ける訳ではなく、実際に観察してみると分るが、だいたい日没後の二時間ぐらいに最も活発に飛翔する。「立待月」は旧暦十七日の月、狭義には陰暦八月十七日の月及び月の出を指すので、試みに今年二〇一三年の陰暦八月十七日相当を調べると新暦二〇一三年ではブログでのこの項の公開である今朝九月十八日から四日後の九月二十一日で、月の出は神奈川県横浜で18:35である(私の御用達サイト「こよみのページ」による)。]
待宵 待宵やすゝきかざして友來る
待宵や土間に見えたる芋の莖
待宵としもなく瓦燒くけむり
[やぶちゃん注:「待宵」は「まつよひ(まつよい)」で、翌日の十五夜の月を待つ宵の意から陰暦八月十四日の夜の月、月の出、小望月(こもちづき)のことで、前と同様に「こよみのページ」で計算してみると、偶然であるがこの項の公開である今日九月十八日が陰暦八月十四日に相当し、月の出は16:45である。]
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