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2013/09/07

由比北洲股旅帖 川崎尚之助の痕跡 憎しみの恋文:会えぬ人への反歌

一 「犬の洋服、ペットと快適に暮らす」内「憎しみの恋文:会えぬ人への反歌」以下自一番至四番 二〇一三年九月六日

以下の知られし川崎八重(山本八重子・新島八重子)が會津若松城籠城の最後に壁に簪を以つて鐫りし和歌

 明日の夜は何國(いずこ)の誰か眺むらん
   なれしお城に殘す月影

は誠は相聞の返歌にして元の和歌なるは夫川崎正之助(これぞ我らが愛する彼が正しき名也)の詠みしてふ

 あすの夜は何處のたれか眺むらん
   なれしおう樹に殘る月かげ

と云々。かの八重が鐫るに用ゐし簪は正に正之助が贈りしものなりけり。八重が夫正之助への愛は至誠なり。正之助は孤獨に死せしにあらず。八重が靈と今もともに在りとなむ覺え、しみじみと感じたり。

『大河ドラマ 八重の桜ダイジェスト 第35回「襄のプロポーズ」 』が一分五〇秒を見られたし。我らさる事實(大江健三郎が子息の樂曲に對する差別的談話及び著作權料に係はれる選民的發言に就きてのことなりしが本記載とは無緣のものなりせば詳述を省く)依りて本作の樂を担當せる坂本龍一が人となりに對し嫌惡の情を抱くもその樂曲を好むこと吝かならず、この場面が曲は又殊に好くものなるを自白致すものなり。

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