中島敦短歌拾遺(4) 昭和12(1937)年手帳歌稿草稿群より(5) 夕されば孤島に寄する波の音巖の上にして一人ききゐる
夕されば孤島に寄する波の音巖の上にして一人ききゐる
[やぶちゃん注:歌稿「小笠原紀行」歌群の「夕の椰子の歌」の草稿。この手帳には句の別案として、
夕されば孤島に寄する波の音巖の上にして一人ききたり
が示されている。決定稿の歌形はこれを元にしており、
夕されば孤島に寄する波の音岩の上にしてひとり聞きたり
である。]
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夕されば孤島に寄する波の音巖の上にして一人ききゐる
[やぶちゃん注:歌稿「小笠原紀行」歌群の「夕の椰子の歌」の草稿。この手帳には句の別案として、
夕されば孤島に寄する波の音巖の上にして一人ききたり
が示されている。決定稿の歌形はこれを元にしており、
夕されば孤島に寄する波の音岩の上にしてひとり聞きたり
である。]