中島敦短歌拾遺(4) 昭和12(1937)年手帳歌稿草稿群より(9) 街路逍遙女性(にょしょう)点描
わざをぎの噂するらしをみな子のくちのうすきをたゞに目守りをり
[やぶちゃん注:「わざをぎ」俳優・役者。]
脣のうすきをみなを憎みつゝ朝曇する街を行きにけり
[やぶちゃん注:如何にも元町風景らしい風景とは思われる。「街路逍遙女性(にょしょう)点描」という副題は僕が勝手に附したものなので悪しからず。以下、この手帳歌群には前書はないので、この注は略す。]
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わざをぎの噂するらしをみな子のくちのうすきをたゞに目守りをり
[やぶちゃん注:「わざをぎ」俳優・役者。]
脣のうすきをみなを憎みつゝ朝曇する街を行きにけり
[やぶちゃん注:如何にも元町風景らしい風景とは思われる。「街路逍遙女性(にょしょう)点描」という副題は僕が勝手に附したものなので悪しからず。以下、この手帳歌群には前書はないので、この注は略す。]