噴水の上に眠るものの聲 大手拓次 《第13連》
ひとつの言葉はしたたりおちる木の實であり、その殼であり、その果肉であり、その核であり、その汁である。さうして、木の實の持つすべてのうるほひであり、重みであり、動きであり、ほのほであり、移り氣である。
[やぶちゃん注:この第十三連と次の第十四連は底本では行空きなしで連結しているが、諸本を参照に分離した。]
« 噴水の上に眠るものの聲 大手拓次 《第12連》 | トップページ | 噴水の上に眠るものの聲 大手拓次 《第14連》 »
« 噴水の上に眠るものの聲 大手拓次 《第12連》 | トップページ | 噴水の上に眠るものの聲 大手拓次 《第14連》 »
ひとつの言葉はしたたりおちる木の實であり、その殼であり、その果肉であり、その核であり、その汁である。さうして、木の實の持つすべてのうるほひであり、重みであり、動きであり、ほのほであり、移り氣である。
[やぶちゃん注:この第十三連と次の第十四連は底本では行空きなしで連結しているが、諸本を参照に分離した。]
« 噴水の上に眠るものの聲 大手拓次 《第12連》 | トップページ | 噴水の上に眠るものの聲 大手拓次 《第14連》 »