水仙や寒き都のここかしこ 蕪村 萩原朔太郎 (評釈)
水仙や寒き都のここかしこ
京都に住んで居た蕪村は、他の一般的な俳人とちがつて、かうした吾妻琴風ふうな和歌情調を多分に持つて居た。芭蕉の「菊の香や奈良には古き佛たち」と雙絶する佳句であらう。
[やぶちゃん注:昭和一一(一九三六)年第一書房刊「郷愁の詩人與謝蕪村」の「冬の部」より。]
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水仙や寒き都のここかしこ
京都に住んで居た蕪村は、他の一般的な俳人とちがつて、かうした吾妻琴風ふうな和歌情調を多分に持つて居た。芭蕉の「菊の香や奈良には古き佛たち」と雙絶する佳句であらう。
[やぶちゃん注:昭和一一(一九三六)年第一書房刊「郷愁の詩人與謝蕪村」の「冬の部」より。]
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