噴水の上に眠るものの聲 大手拓次 《第14連》
ひとつの言葉を釣らんとするには、まづ倦怠の餌を月光のなかに投じ、ひとすぢの絲のうへをわたつてゆかなければならぬ。そのあやふさは祈りである。永遠の窓はそこにひらかれる。
[やぶちゃん注:前の第十三連とこの第十四連は底本では行空きなしで連結しているが、諸本を参照に分離した。]
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ひとつの言葉を釣らんとするには、まづ倦怠の餌を月光のなかに投じ、ひとすぢの絲のうへをわたつてゆかなければならぬ。そのあやふさは祈りである。永遠の窓はそこにひらかれる。
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