萩原朔太郎二十二歳の和歌二首
心臟に匕首たてよシヤンパアニユ栓拔ごとき音のしつべし
拳もて石の扉を打つごとき愚(おろか)あへて君ゆゑにする
[やぶちゃん注:『スバル』第一年第十一号・明治四二(一九〇九)年十一月の「昴詠草」欄に掲載された二首。萩原咲二名義。未だ満二十二歳の朔太郎の詠唱。]
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心臟に匕首たてよシヤンパアニユ栓拔ごとき音のしつべし
拳もて石の扉を打つごとき愚(おろか)あへて君ゆゑにする
[やぶちゃん注:『スバル』第一年第十一号・明治四二(一九〇九)年十一月の「昴詠草」欄に掲載された二首。萩原咲二名義。未だ満二十二歳の朔太郎の詠唱。]