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2013/12/19

日本その日その日 E.S.モース(石川欣一訳) 第十章 大森に於る古代の陶器と貝塚 31 マジック・ショップ(?)

 奇術師の手品といえば、先日私は奇術師が使用する各種の品物を売る店の前を通った。店の前には、人の注意を引き、その場所を広告する仕掛が二つ下っていた。その一つは糸でつるした、ボロボロにさけた「枚の薄い紙で、その下端に直径一フィートに近い石がぶら下っている。石が羽根のように軽い人工的の装置であるか、あるいは紙の裂けていない部分に、針金の粋が通っているかであるが、このような支持物は、透明な紙のどこにも見られなかった。もう一つの仕掛は、その中央を紐でしばり、天井から下げた木の水平棒で、その一端には見た所巨大な石が、他端には軽い日本提灯がついていた。これもまた、提灯に重い錘がついているか、石が人工品であるかに違いない。とにかく、棒が水平なのだから。
[やぶちゃん注:「奇術師の手品」「奇術師」原文は前者が“jugglers' tricks”、後者が“conjurers”である。この細工は恐らくはモースが推測したように、孰れの石も精巧に作られた張りぼて(但し、底部にはそこそこの錘をつけてある)と思われる。ただ、こうしたマジック専門用品の店(とモースが断じているのにはやや不審があるが)があったのである。今のところ、そうした商売屋の確認はとれないが、江戸時代からこうしたからくり屋は存在したのであろうか? ちょっと興味が湧く。]

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