御送りの燭灯(ともし)百千は櫻(さくら)とて天童かざす別とあらば。 萩原朔太郎
御送りの燭灯(ともし)百千は櫻(さくら)とて天童かざす別とあらば。
[やぶちゃん注:『坂東太郎』第三十九号(明治三七(一九〇四)年七月発行)に掲載された「夏衣」の前書を持つ八首の巻頭歌。萩原朔太郎満十七歳。
本首、精霊流しの情景かと思われるが私は歌意が汲めない。識者の御教授を乞うものである。]
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