萩原朔太郎 短歌二首 明治三九(一九〇六)年十一月
おどろきぬ日輪みれば紅熱してひまわりばなとくちづけするに
お染さまあれ久さまとより添ひてふたりゆく手に闇のあやなき
[やぶちゃん注:『無花果』(明治三九(一九〇六)年十一月発行)に「美棹」の筆名で掲載された。朔太郎満二十歳。「ひまわり」はママ。この第一首は先に掲げた『坂東太郎』第四十四号(明治三九(一九〇六)年七月発行)の一種と表記違いの同一歌である。]
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おどろきぬ日輪みれば紅熱してひまわりばなとくちづけするに
お染さまあれ久さまとより添ひてふたりゆく手に闇のあやなき
[やぶちゃん注:『無花果』(明治三九(一九〇六)年十一月発行)に「美棹」の筆名で掲載された。朔太郎満二十歳。「ひまわり」はママ。この第一首は先に掲げた『坂東太郎』第四十四号(明治三九(一九〇六)年七月発行)の一種と表記違いの同一歌である。]