新世紀の初に 萩原朔太郎
●新世紀の初に
變化しつつあるものは何だらうか? 藝術でない。政治でない。我々の時代の家庭である。
[やぶちゃん注:昭和四(一九二九)年十月第一書房刊のアフォリズム集「虚妄の正義」の「結婚と女性」より。底本校訂本文は標題の「初に」を「初めに」と言わずもがなの『訂正』をしている。私は採らない。本アフォリズムは「虚妄の正義」が初出である。実は朔太郎は、このアフォリズム自体を、この四十二章からなる「虚妄の正義」の序章の添書にも使っている。]
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