鬼城句集 冬之部 火鉢
火鉢 仁術や小さき火鉢に焚落し
[やぶちゃん注:「焚落し」は「たきおとし」と読む名詞で、薪を焚いた後に残った燠(お)き火のこと。医者が病床の家人(視線の高さから本人ではない)のために往診に来、去った直後の病床の景か。何か、とても気になる寂寥感を湛えた句であるように私には思えるのだが。私の解は誤りであろうか? 大方の御批判を俟つ。]
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火鉢 仁術や小さき火鉢に焚落し
[やぶちゃん注:「焚落し」は「たきおとし」と読む名詞で、薪を焚いた後に残った燠(お)き火のこと。医者が病床の家人(視線の高さから本人ではない)のために往診に来、去った直後の病床の景か。何か、とても気になる寂寥感を湛えた句であるように私には思えるのだが。私の解は誤りであろうか? 大方の御批判を俟つ。]