橋本多佳子句集「海燕」 昭和十年 ひと日臥し
ひと日臥し
ひと日臥し庭の眞萩もすでに夕べ
靑き蛾の飛びて夜が來ぬひと日臥し
[やぶちゃん注:多佳子の句の重要なアイテムである蛾の公的な初出である。]
秋の蚊帳枕燈ひくくよみて寢ず
[やぶちゃん注:「燈」は底本の用字である。]
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ひと日臥し
ひと日臥し庭の眞萩もすでに夕べ
靑き蛾の飛びて夜が來ぬひと日臥し
[やぶちゃん注:多佳子の句の重要なアイテムである蛾の公的な初出である。]
秋の蚊帳枕燈ひくくよみて寢ず
[やぶちゃん注:「燈」は底本の用字である。]