萩原朔太郎 短歌二首 明治四十二(一九〇九)年十一月
心臟に匕首たてよシヤンパアニユ栓拔くごとき音のしつべし
拳もて石の扉を打つごとき愚(おろか)もあへて君ゆゑにする
[やぶちゃん注:『スバル』第一年第十一号(明治四十二(一九〇九)年十一月発行)の「昴詠草」欄に「萩原咲二」名義で掲載された。朔太郎満二十三歳。]
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心臟に匕首たてよシヤンパアニユ栓拔くごとき音のしつべし
拳もて石の扉を打つごとき愚(おろか)もあへて君ゆゑにする
[やぶちゃん注:『スバル』第一年第十一号(明治四十二(一九〇九)年十一月発行)の「昴詠草」欄に「萩原咲二」名義で掲載された。朔太郎満二十三歳。]