萩原朔太郎 短歌三首 明治三七(一九〇四)年三月
われにつらき悲しき君が影氷柱(つらら)いだけば身の凍るらし
感じてはわれおもしろし興ありて神がつくりし此かたは者
今出川菜つみ流ししおもひでや趣(しゆ)なき此日を忌む頻なる
[やぶちゃん注:『明星』辰年第三号(明治三七(一九〇四)年三月発行)の「雛の夜」欄に「萩原美棹(上野)」の名義で掲載された。萩原朔太郎満十七歳。]
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われにつらき悲しき君が影氷柱(つらら)いだけば身の凍るらし
感じてはわれおもしろし興ありて神がつくりし此かたは者
今出川菜つみ流ししおもひでや趣(しゆ)なき此日を忌む頻なる
[やぶちゃん注:『明星』辰年第三号(明治三七(一九〇四)年三月発行)の「雛の夜」欄に「萩原美棹(上野)」の名義で掲載された。萩原朔太郎満十七歳。]