鬼城句集 冬之部 火事
火事 庵主のしはがれ聲に近火かな
[やぶちゃん注:底本では「し」は「志」を崩した草書体表記。]
あはれさや犬鳴き歩く火事の中
上人や近火見舞うて御ねんごろ
[やぶちゃん注:「火事」は冬の季語(三冬)。歳末火災特別警戒など、冬は空気が乾燥して強風の日が多く、また暖房器具を用いるため火災が起きやすいことから人事の季語となった。]
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火事 庵主のしはがれ聲に近火かな
[やぶちゃん注:底本では「し」は「志」を崩した草書体表記。]
あはれさや犬鳴き歩く火事の中
上人や近火見舞うて御ねんごろ
[やぶちゃん注:「火事」は冬の季語(三冬)。歳末火災特別警戒など、冬は空気が乾燥して強風の日が多く、また暖房器具を用いるため火災が起きやすいことから人事の季語となった。]