橋本多佳子句集「海燕」 昭和十一年 凩
凩
凩の白雲ひとつ光(て)りてゆけり
凩は地に鳴り路を白らめたる
凍てし燈(ひ)の光の尾さへ風が奪ふ
[やぶちゃん注:「燈」は底本の用字である。]
凩の天鳴り壁の炉が鳴れり
吾子そろひ凩の夜の炉がもゆる
[やぶちゃん注:二句とも「炉」は底本の用字を採用した。]
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凩
凩の白雲ひとつ光(て)りてゆけり
凩は地に鳴り路を白らめたる
凍てし燈(ひ)の光の尾さへ風が奪ふ
[やぶちゃん注:「燈」は底本の用字である。]
凩の天鳴り壁の炉が鳴れり
吾子そろひ凩の夜の炉がもゆる
[やぶちゃん注:二句とも「炉」は底本の用字を採用した。]
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