中島敦 南洋日記 十一月三十日
十一月三十日(日) 晴
朝、食事に行くに、日曜の朝とて、チャモロ女が盛裝し、頭は白布(或は黑布)を被き、三々五々教會に向ふを見る、終日寐椅子によりて、讀み且つ眠る、田邊氏の喘息患者なりしは偶然意外なり。南洋に來て治れる由、
« 詩と詩人に就いて――詩人の發育不全―― 萩原朔太郎 | トップページ | 日本その日その日 E.S.モース(石川欣一訳) 第十章 大森に於る古代の陶器と貝塚 45 精神病患者の悲哀 »
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十一月三十日(日) 晴
朝、食事に行くに、日曜の朝とて、チャモロ女が盛裝し、頭は白布(或は黑布)を被き、三々五々教會に向ふを見る、終日寐椅子によりて、讀み且つ眠る、田邊氏の喘息患者なりしは偶然意外なり。南洋に來て治れる由、
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