橋本多佳子句集「海燕」 昭和十一年 葬
葬
雪しまきわが喪の髮はみだれけり
わが眼路の柩かくしぬ雪しまき
雪の野ははるけしここに人を燒く
葬(はふり)の炉火が入りしまく天鳴れり
吹雪きて天も地もなき火の葬り
[やぶちゃん注:これも夫の死ではない。但し、慟哭甚だしく、近親の葬儀の様と思われるが年譜的情報はない。]
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葬
雪しまきわが喪の髮はみだれけり
わが眼路の柩かくしぬ雪しまき
雪の野ははるけしここに人を燒く
葬(はふり)の炉火が入りしまく天鳴れり
吹雪きて天も地もなき火の葬り
[やぶちゃん注:これも夫の死ではない。但し、慟哭甚だしく、近親の葬儀の様と思われるが年譜的情報はない。]