遺伝子操作夢
昨日見た夢。
僕は僕の書斎でPCに向っている――
僕は国外の遺伝子データベースにアクセスし、そこから「キノボリウオ」と「クリプトコッカス」のデータを引き出し、そのゲノムを操作している――
[やぶちゃん注:「キノボリウオ」スズキ目キノボリウオ亜目キノボリウオ科キノボリウオ(アナバス) Anabas testudineus。中国南部から東南アジアの湖沼・河川にすむ淡水魚。丘先生は、「樹の幹を登ることが出來る」とするが、参照したウィキの「キノボリウオ」によれば、『実際は木に登ることはなく、実際には、雨天時などに地面を這い回る程度である。 このような名が付いたのは、鳥に捕まって木の上まで運ばれ、生きているのを目撃した人が、木に登ったと勘違いしたためである。このように地上に進出できるのは、同じ仲間のベタやグラミーと同様に、エラブタの中に上鰓器官(ラビリンス器官)を持ち、これを利用して空気呼吸ができることと、他の仲間と異なり、這い回りやすい体型のためである』とあり、私も、木に登っているのは図像ばかりで、かなり湿った草地の泥の中を這うようにしているものしか見たことがない。因みに、上鰓器官とはベタなどを含むキノボリウオ亜目の共通の特徴で、鰓蓋の鰓の鰓上皮組織が変形したもの(構造が迷路状になっていることから「ラビリンス器官」とも呼ばれる)で、口を空気中に出して直接空気を吸い込み、ここを通して直接、空気呼吸をする器官。これは水中の溶存酸素が少ない劣悪な状況にも堪えうることを意味している。
「クリプトコッカス」担子菌門異型担子菌綱シロキクラゲ目シロキクラゲ科クリプトコッカス属 Cryptococcus。ウィキの「クリプトコッカス属」によれば、『酵母状の無性世代(不完全世代=アナモルフ)であり、菌糸を形成する有性世代(完全世代=テレオモルフ)の属名は Filobasidiella という。子実体は形成しない』。『空気中や土壌の至るところに存在するが、余病を併発して免疫が低下していたり、HIV感染者や臓器移植手術後の免疫抑制剤を服用中の場合、ステロイド剤を長期連用している場合等で体の抵抗力が頗る落ちていると、日和見感染症であるクリプトコッカス症の原因となることがある。健常人への感染例の報告もあるが、極めて稀である。代表的な種として Cryptococcus neoformans などがある』とあり、同「クリプトコッカス症」には、『クリプトコッカス属に属する酵母様真菌の感染を原因とする人獣共通感染症。ヒト、イヌ、ネコなどに感染する。主に Cryptococcus neoformans による呼吸器症状が認められる。クリプトコッカス属は空気中や土壌、植物などの環境中に広く分布』しており、『免疫抑制状態、通常であればその免疫力によって増殖が抑えられている病原性の低い常在細菌が増殖し、その結果として病気を引き起こすことがある日和見感染症の一つとして知られている』とある。]
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