著者の孤獨 萩原朔太郎
著者の孤獨
著者は永久に孤獨である。なぜならば文學では、自分の眞に表現しようと思ふことが、いつも言葉の背後に取り殘され、永遠の負債として、無盡數に過剰するからである。
[やぶちゃん注:昭和一五(一九四〇)年七月創元社刊のアフォリズム集「港にて」の巻頭「詩と文學」の二番目に配されてある。初出誌は確認されていない。]
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著者の孤獨
著者は永久に孤獨である。なぜならば文學では、自分の眞に表現しようと思ふことが、いつも言葉の背後に取り殘され、永遠の負債として、無盡數に過剰するからである。
[やぶちゃん注:昭和一五(一九四〇)年七月創元社刊のアフォリズム集「港にて」の巻頭「詩と文學」の二番目に配されてある。初出誌は確認されていない。]
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