『風俗畫報』臨時増刊「江島・鵠沼・逗子・金澤名所圖會」より逗子の部 御繩川
●御繩川
久野谷の谷間より御繩崎を流れ逗子小坪の界に至りて御繩川の名を得〔或は御菜川とも云ふ〕直(たゞち)に田越川(たごしがは)に合す川幅五間
[やぶちゃん注:グーグル・マップのたもしま氏の記載で現存推定水路(総延長約四〇〇メートル)が示されてある(これだと下流は久木川となって田越川と合流している)。またこの「御繩」という地名は文禄三(一五九四)年の検地帳「相州三浦郡小坪郷御繩打水帳」にも見出すことが出来る(山野光正氏のブログの『鎌倉・逗子の境界にある死の聖域「まんだら堂やぐら群」と名越切通、猿畠の大切岸。』の記載中にあり)。また「逗子市地域防災計画 実施要領計画編(平成二十四年度改訂)」のリスト中に久木二丁目二番付近にある「御縄橋」が、新宿三丁目一〇番付近にある「御縄川橋」の名をそれぞれ見出せる。
「久野谷」現在の久木地区の旧称。
「御繩崎」不詳。地形的(水源と推定流路位置)に見ると、現在の岩殿寺のある峰の西南に下る尾根を指すか。
「五間」約九・一メートル。]

