フランスの古城の執事の私は惟光というナンジャヤラホイ夢
今朝方、見た夢。
私は広大な葡萄園を持ったフランスの古城(文字通りの「シャトー」で本当に古風な城なのである)に勤める執事なのである(但し、年齢は20代の頃の私である)が、私は私の名が何故か「Koremitu」であると強く認識している(「源氏物語」のあの光の側近の「惟光」である!)。
城の主人は若いフランス人で、今日訪ねてこられて主人と城の一画で一緒におられる(時刻はまだ昼過ぎでそらは青く雲一つない上天気である)その恋人の女性も無論、フランス人なのだが(窓から遠くを歩く二人を見ただけだが孰れも私より若そうだ)、何故か私は主人を「Monsieur Hikaru」、恋人を「Mademoiselle Yu-gao」と呼んで、何やらん、やはり若いフランス人男性の召使いとフランス語(!)で喋っているのである。
そのうちに私の顔が青ざめてくる(この時、私は執事を演じている私を映画のように見ていたのである)。そうしてフランス語で召使いに何かを激しく命ずるようだが、召使いは恐れおののいて、ノン! ノン! と手を振って室外へと逃げ去ってしまう……焦った表情の私……
この瞬間――見ている私は執事を演じている私となったのが感じられた――すると私が考えていることが分かったのである――
「……いけない!……今夜、ここでお二人が過ごされれば……夕顔さまは……命を落とされる!……早く……それを分かるようにお伝えしなければならぬ!……しかし果して間に合うだろうか?……」
と……。(ここで覚醒)
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