橋本多佳子句集「信濃」 昭和十八年 Ⅷ 信濃抄四(4)
角あはす雄鹿かなし道の端
木犀の香や縫ひつぎて七夜なる
後の月縫い上げし衣かたはらに
[やぶちゃん注:「後の月」言わずもがな乍ら、「のちのつき」とは陰暦八月十五夜の月を初名月というのに対する九月十三夜の名月。十三夜月。十三夜。秋の季語である。]
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角あはす雄鹿かなし道の端
木犀の香や縫ひつぎて七夜なる
後の月縫い上げし衣かたはらに
[やぶちゃん注:「後の月」言わずもがな乍ら、「のちのつき」とは陰暦八月十五夜の月を初名月というのに対する九月十三夜の名月。十三夜月。十三夜。秋の季語である。]
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