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2014/03/31

正月と島   山之口貘

 正月と島

 

つかっている言葉

それは日本語で

つかっている金

それはドルなのだ

日本みたいで

そうでもないみたいな

あめりかみたいで

そうでもないみたいな

つかみどころのない島なのだ

ところでさすがは

亜熱帯の島

雪を知らないこの風土は

むかしながらの沖縄で

元旦のパーティーに

扇風機のサービスと来た



[やぶちゃん注:【2014年月日追記:思潮社二〇一三年九月刊「新編 山之口貘全集 第1巻 詩篇」と対比検証済。注の一部を改稿した。】初出は昭和三五(一九六〇)年一月一日号『全繊新聞』で、同一月十五日発行の『季刊 沖縄と小笠原』第十一号にも載る。くどいが、バクさんの沖繩帰郷は昭和三三(一九五八)年十月末から翌年一月初旬のことであった。]

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