杉田久女句集 154 炭つぎ
炭つぐや髷の粉雪を撫でふいて
炭ついでおくれ來し人をなつかしむ
[やぶちゃん注:この二句、中七の確信犯の字余りが如何にも久女らしく、心地よい。しかも……「つぐ」が――次の驚天動地の――あの句の――凄絶な予兆となっている――]
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炭つぐや髷の粉雪を撫でふいて
炭ついでおくれ來し人をなつかしむ
[やぶちゃん注:この二句、中七の確信犯の字余りが如何にも久女らしく、心地よい。しかも……「つぐ」が――次の驚天動地の――あの句の――凄絶な予兆となっている――]
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