橋本多佳子句集「信濃」 昭和十八年 Ⅱ 母葬る
八十二歳の母を郷土に葬る 二句
武藏野の樹々が眞黄に母葬る
母葬る土美しや時雨降る
[やぶちゃん注:多佳子の実母山谷津留はこの昭和一七(一九四二)年十一月七日に多佳子の日々の看取りを受けつつ、東京で亡くなられた。享年八十二歳。浅草山谷堀端、東京都台東区浅草にある浅草寺子院の聖観音宗金龍山遍照(へんじょう)院に葬られた。リンク先は「白田(はくた)石材店」のサイト内の寺院案内であるが、このサイト、なかなか侮れない。]
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今日は僕の母の三年目の祥月命日である――
母もまたまさに武蔵野の多磨霊園の木立の中に葬られてある――

