橋本多佳子句集「信濃」 昭和十七年 Ⅳ 蕗畑ひかり身にしつなつかしき
伊賀芭蕉生家
蕗畑ひかり身にしつなつかしき
[やぶちゃん注:大正一一(一九二二)年、二十三の多佳子が俳句に導かれるその年の底本の堀内薫氏の手になる年譜中には、『今まで多佳子は俳句は古くさいものと思い、芭蕉の翁姿は嫌いであった』とあり、二十年後のこの句はまっこと、いろいろな感慨を感ぜしむるものではある。]
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伊賀芭蕉生家
蕗畑ひかり身にしつなつかしき
[やぶちゃん注:大正一一(一九二二)年、二十三の多佳子が俳句に導かれるその年の底本の堀内薫氏の手になる年譜中には、『今まで多佳子は俳句は古くさいものと思い、芭蕉の翁姿は嫌いであった』とあり、二十年後のこの句はまっこと、いろいろな感慨を感ぜしむるものではある。]