杉田久女句集 120 草の花
草の花靡くところに井戸掘らん
草花にかげ澄む纜をほどきけり
[やぶちゃん注:「纜」は船尾にあって船を陸につなぎとめる「ともづな」「もやいづな」であるが、ここは「つな」と訓じていよう。]
穗に出でて靡くも哀れ草の花
[やぶちゃん注:前句「草花」及びこの「草の花」は秋に咲く草々の花で晩秋の季語である。]
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草の花靡くところに井戸掘らん
草花にかげ澄む纜をほどきけり
[やぶちゃん注:「纜」は船尾にあって船を陸につなぎとめる「ともづな」「もやいづな」であるが、ここは「つな」と訓じていよう。]
穗に出でて靡くも哀れ草の花
[やぶちゃん注:前句「草花」及びこの「草の花」は秋に咲く草々の花で晩秋の季語である。]
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