杉田久女句集 206 病床景Ⅱ
終電車野菊震はし過ぎしかど
よべの風に柿の安否や家人來ず
土が見たし日日に見飽きし壁の秋
寢返れば暫し身安き夜長かな
秋夕やいつも塀外を豆腐賣
よべの野分を語る廊人旭を浴びて
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終電車野菊震はし過ぎしかど
よべの風に柿の安否や家人來ず
土が見たし日日に見飽きし壁の秋
寢返れば暫し身安き夜長かな
秋夕やいつも塀外を豆腐賣
よべの野分を語る廊人旭を浴びて
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