中島敦 南洋日記 一月三十一日
一月三十一日(土) コロール
朝、粥を炊かしむ。昨夜弟が捕り來し魚は、早速みそ汁となる。八時出發、連絡道路に出でて、渡船を待つ。九時頃來る。敷設水雷の陸揚。九時半コロール波止場着。風無く、久しぶりのアスファルト道は暑きこと甚だし。
[やぶちゃん注:「敷設水雷の陸揚」というのは日本軍の敷設用の係留機雷であろうか。米軍が敷設したそれを除去したものを陸揚げするというのは手間と危険性から考えにくいように思われるが。]
« 萩原朔太郎「ソライロノハナ」より「午後」(8) たそがれ Ⅴ | トップページ | 日本その日その日 E.S.モース(石川欣一訳) 第十一章 六ケ月後の東京 32 日本の下男は皆万能たること »

