橋本多佳子句集「信濃」 昭和二十年 Ⅴ 白露や穗草茫茫ちかよれず
奈良飛火野
白露や穗草茫茫ちかよれず
[やぶちゃん注:「奈良飛火野」「とぶひの」又は「とびひの」と読み、奈良県奈良市街の東の春日大社に接する林野、春日野をいう。池や沢などがあって現在の奈良公園内に含まれる。七一二年に急を告げる烽(とぶひ)=烽火(のろし)を焚く台が置かれた地で、万葉などの古歌に詠まれた歌枕である。]
« 杉田久女句集 188 信濃父納骨の紫陽花二句 | トップページ | 篠原鳳作句集 昭和一一(一九三六)年一月 »
奈良飛火野
白露や穗草茫茫ちかよれず
[やぶちゃん注:「奈良飛火野」「とぶひの」又は「とびひの」と読み、奈良県奈良市街の東の春日大社に接する林野、春日野をいう。池や沢などがあって現在の奈良公園内に含まれる。七一二年に急を告げる烽(とぶひ)=烽火(のろし)を焚く台が置かれた地で、万葉などの古歌に詠まれた歌枕である。]