山之口貘 初期詩篇(原題「詩集 中学時代」)八篇全面改稿終了
山之口貘の旧全集の「初期詩篇」――これは実はバクさん自身によって
詩集 中学時代
という表紙が作られてあった――の全八篇について、昨日入手した新全集、思潮社二〇一三年九月刊「新編 山之口貘全集 第1巻 詩篇」と校合した。一部では新全集に従わなかった部分もあるが、新全集の松下博文氏の解題によって、この旧全集八篇の順列が編年であって、所謂、バクさんの既刊詩集が採っている逆編年でなかった事実が分かったことは、まず大きな収穫であった。それらも含めて、ブログの電子テクストを八篇総てに亙って改稿したので改めてカテゴリ「山之口貘」の過去記事で、再読して戴けると幸いである(記事自体を新たに起こすことはしなかった)。バクさんとの旅の始まりに相応しい発見が幾つもあった――バクさん、ありがとう!
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