杉田久女句集 220 北斗凍てたり祈りつ急ぐ藥取り
昌子猖紅熱 十二月
北斗凍てたり祈りつ急ぐ藥取り
[やぶちゃん注:長女昌子は当時満九歳。これは昌子が預けられていた宇内の実家へと病気の急を聴いて駆け付けたその際の景か、それとも小康を得た久女が昌子を宇内の実家から東京へ引き取った後に発症したとすれば東京の景か、孰れかは不詳。後者か。]
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昌子猖紅熱 十二月
北斗凍てたり祈りつ急ぐ藥取り
[やぶちゃん注:長女昌子は当時満九歳。これは昌子が預けられていた宇内の実家へと病気の急を聴いて駆け付けたその際の景か、それとも小康を得た久女が昌子を宇内の実家から東京へ引き取った後に発症したとすれば東京の景か、孰れかは不詳。後者か。]