杉田久女句集 209 病床景Ⅳ
長病や足荒れて搔く羽根ぶとん
許されてむく嬉しさよ柿一つ
野路の茶屋の柿下げて來ぬ日暮人
腹痛に醒めて人呼ぶ夜半の秋
外出して看護婦遲し夜半の秋
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長病や足荒れて搔く羽根ぶとん
許されてむく嬉しさよ柿一つ
野路の茶屋の柿下げて來ぬ日暮人
腹痛に醒めて人呼ぶ夜半の秋
外出して看護婦遲し夜半の秋
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