橋本多佳子句集「紅絲」 凍蝶抄 Ⅴ
夫の兄料左衛門逝く、夫歿後何くれとなく
暖き手をのべらしれし思ひ悲しさに堪へず
肩かけやどこまでも野にまぎれずに
肩かけの裡(うら)に息して人の死へ
刈田の火赤し人亡しと思うとき
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夫の兄料左衛門逝く、夫歿後何くれとなく
暖き手をのべらしれし思ひ悲しさに堪へず
肩かけやどこまでも野にまぎれずに
肩かけの裡(うら)に息して人の死へ
刈田の火赤し人亡しと思うとき
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