飯田蛇笏 靈芝 昭和十年(九十九句) Ⅹ 昭和十年 了
寒鶯の八つ手の花にしばしゐぬ
[やぶちゃん注:「寒鶯」は「かんあう(かんおう)」と読み、冬に平地で見られるウグイスのこと。]
茶の咲いて十字架祭もほど過ぎぬ
花廛(はなや)なる茶の散り花も見られけり
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寒鶯の八つ手の花にしばしゐぬ
[やぶちゃん注:「寒鶯」は「かんあう(かんおう)」と読み、冬に平地で見られるウグイスのこと。]
茶の咲いて十字架祭もほど過ぎぬ
花廛(はなや)なる茶の散り花も見られけり