杉田久女句集 256 花衣 ⅩⅩⅣ 廣壽山の老僧林隆照氏遷化 四句
廣壽山の老僧林隆照氏遷化 四句
木の實降る石に座れば雲去來
蕗味噌や代替りなる寺の厨
櫻咲く廣壽の僧も住み替り
お茶古びし花見の緣も代替り
[やぶちゃん注:「廣壽山の老僧林隆照氏」小倉北区寿山町にある黄檗宗の名刹広寿山福聚寺(こうじゅさんふくじゅじ)の住持で、坂本宮尾氏の「杉田久女」によれば、林隆照『禅師は漢詩に造詣が深く、久女のよき理解者であり親交が深かった』とある。]
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廣壽山の老僧林隆照氏遷化 四句
木の實降る石に座れば雲去來
蕗味噌や代替りなる寺の厨
櫻咲く廣壽の僧も住み替り
お茶古びし花見の緣も代替り
[やぶちゃん注:「廣壽山の老僧林隆照氏」小倉北区寿山町にある黄檗宗の名刹広寿山福聚寺(こうじゅさんふくじゅじ)の住持で、坂本宮尾氏の「杉田久女」によれば、林隆照『禅師は漢詩に造詣が深く、久女のよき理解者であり親交が深かった』とある。]