明日の電子化
明日は久しぶりにツルゲーネフの「猟人日記」の新テクストをアップする予定でいる。
僕にとって文学の原点はやっぱりロシア文学である。
アンドレ・ブルトンは「シュールレアリスム宣言」でドストエフスキイの文章を粘着的(癲癇質的)で飽き飽きすると批判したが、私はそうは思わない。久々のガルシンから始まって、今日まで今一度の作業の中で私は、言葉を尽くして自身の感受したものを細部まで描こうとするのは、実はロシア語そのものの持つ恐るべき独特のリアリズムの「力」なのだ、ということに、今更ながら私は感じ入っているのである。
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