何だか予知夢?
今日未明の三番目、最後の夢。
*
僕は右腕首の再手術[やぶちゃん注:私は事実、九年前に右橈骨遠位端骨折をしており、最近、正直あまり具合はよくない。]をすることになる。
しかも右の腎臓と膵臓も手術を要すると医師に告げられている。
医師は午前中に腕を、午後に続けて腎臓と膵臓の術式を行うと告げる。
そんな過酷なオペで大丈夫なのかと訊ねると、医師は
「大丈夫です」
とこともなげに答えるのだが、その表情には何かカフカの小説の登場人物のような悪意の秘密が刻印されているように思われるのであった。そうして付け加えて言うことに、
「今のうちに懐かしい場所を旅していらっしゃい」
と勧めるのであった……
[やぶちゃん注:以下、夢の記憶が曖昧で、これが続いていたものなのか別な夢なのかは定かではないが、ストーリーとしては断絶していないように感じられる。]
……僕は中学高校を過ごした富山の高校を友人のカメラマンと訪ねている。
女生徒たちがグラウンドで遊んでいる。その一人に僕が高校生の頃の何人かの先生の名を訊ねてみるのだが、無論(ここは事実に即して40年が経過している)、誰も知らない。
しかし、それを彼らが職員室に注進しに行くや、全職員が全校生徒を従えてグラウンドの僕らのところへと押し寄せてくるのであった。
僕はグラウンド片隅の小高い丘になった何かの校碑の横へと走り逃げる――
そして――
左手を天指して掲げた――
すると……
僕はそのままに――
石像と化してしまうのであった…………
*
以下は、さっきの事実。
今朝方、暫く逢っていないその夢に出た友人のカメラマンから妻に電話があった。
それによると、僕らの共通の酒好きの友人に昨夜逢ったそうだが、彼は膵臓炎を患って酒が飲めなくなっており、「やぶちゃんに自戒を込めて用心しろよと伝えてくれ」とのことであった。
と勧めるのであった……
[やぶちゃん注:以下、夢の記憶が曖昧で、これが続いていたものなのか別な夢なのかは定かではないが、ストーリーとしては断絶していないように感じられる。]
……僕は中学高校を過ごした富山の高校を友人のカメラマンと訪ねている。
女生徒たちがグラウンドで遊んでいる。その一人に僕が高校生の頃の何人かの先生の名を訊ねてみるのだが、無論(ここは事実に即して40年が経過している)、誰も知らない。
しかし、それを彼らが職員室に注進しに行くや、全職員が全校生徒を従えてグラウンドの僕らのところへと押し寄せてくるのであった。
僕はグラウンド片隅の小高い丘になった何かの校碑の横へと走り逃げる――
そして――
左手を天指して掲げた――
すると……
僕はそのままに――
石像と化してしまうのであった…………
*
以下は、さっきの事実。
今朝方、暫く逢っていないその夢に出た友人のカメラマンから妻に電話があった。
それによると、僕らの共通の酒好きの友人に昨夜逢ったそうだが、彼は膵臓炎を患って酒が飲めなくなっており、「やぶちゃんに自戒を込めて用心しろよと伝えてくれ」とのことであった。