やぶちゃん版「澄江堂遺珠」関係原資料集成――をやらかすことにした
「澄江堂遺珠」を元日に公開した後、引き続き、年初から『やぶちゃん版「澄江堂遺珠」関係原資料集成』――をブログでやらかすことにした。
「澄江堂遺珠」には現在、岩波新全集の『「澄江堂遺珠」関連資料』という労作があり、それは同「後記」で『「澄江堂遺珠」の源泉資料の全貌を示す』と述べてあるのであるが……実は……既に述べた通り、「澄江堂遺珠」の電子化を行い、検証をする中で、この完璧かと思われている岩波新全集の『「澄江堂遺珠」関連資料』の中にも、見出すことが出来ない文字列が、「澄江堂遺珠」の最後の最後の佐藤春夫の引用の中に出できてしまっているからである。
これを検証するには、総ての「澄江堂遺珠」に関わると思われる資料の検証が不可欠だ。
ところが致命的に絶望的なことに三冊あった関連ノートの内の清書されてあったという「第一號册子」(佐藤春夫の呼称)は最早、行方不明となっているのである。
しかし何かまだ出来ることがあるはずだ。総ての文字列を電子化して、それらの断片を継ぎ接ぎすることによって、不審な詩篇は復元出来ぬものか?
――現時点で実は僕は既に新全集の『「澄江堂遺珠」関連資料』の電子化を終了している……
――しかし幾ら検索をかけて近似値を探しても今のところ、復元出来ないのが事実である……
……ともかくも……ライフ・ワークとしよう……まさに「澄江堂遺珠」という夢魔(ナイト・メア)との一騎打ちである…………