尾形龜之助 「晝」 / 「五月」 心朽窩主人・矢口七十七中文訳
晝
尾形龜之助
太陽には魚のやうにまぶたがない
白昼
作 尾形龟之助
译 心朽窝主人,矢口七十七
太阳……跟鱼类一样……没眼皮
* * *
五月
尾形龜之助
或る夕暮
なまぬるい風が吹いて來た
そして
部屋の中へまでなまぬるい風が流れこんできた
太陽が ―― 馬鹿のような太陽が
遠くの煙突の所に沈みかけてゐた
[注:「ような」はママ。]
五月
作 尾形龟之助
译 心朽窝主人,矢口七十七
有一天黄昏
刮来了温湿的风
甚至
温湿的风流到房间里来
太阳 —— 像混蛋一般的太阳
快要从远方烟囱那边落下去了
*
矢口七十七/摄
*
[心朽窩主人注:前者は詩集「雨になる朝」から、後者は詩集「色ガラスの街」からで、本来は全く別個な詩であるものを、我々が恣意的に併置、矢口氏のイメージ・フォトで飾ったものである。]



