橋本多佳子句集「命終」 昭和三十二年 高野行(Ⅰ)
高野行
[やぶちゃん注:年譜によれば、昭和三二(一九五七)年八月に津田清子同伴で高野山行き、十五日、三星山彦(当時、高野山在住であったと思われる『ホトトギス』の同人)の案内で一般人は入れない修行僧の寺円通寺に参ったとある。]
白炎と見しは太白(たいはく)露の塔
[やぶちゃん注:「太白」は明けの明星、金星の瞬きをかく詠んだものか。]
露晒し日晒しの石桔梗咲く
閼伽水のながれの尖が吾にくる
墓花の夏花の紅縁者来て
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