毛利梅園「梅園介譜」 ヨメガ皿(ヨメガカサ)
ヨメガ皿〔二種〕
丙甲(ひのえさる)四月七日
眞寫
[やぶちゃん注:腹足綱前鰓(始祖腹足)亜綱笠形腹足上目カサガイ目ヨメガカサ上科ヨメガカサ科ヨメガカサ Cellana toreuma 二個体のそれぞれ裏・表の図。「ヨメガサラ」は「ヨメガカサ」の異名。左の個体の内壁が妙に白いのが気にはなるが、死貝の風化とも思われ、何よりヨメガカサは色と脈の個体変異が著しく、一見すると同種に見えない個体もままある(掲げたのは国立国会図書館デジタルコレクションの「梅園介譜」の保護期間満了画像をトリミングしたもの)。
「丙甲」天保七年。西暦一八三六年。]
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