靑色廢園 村山槐多
靑色廢園
是等の詩はわが友なるあへかなる少年のその異名を pRINCE
と呼ぶに捧ぐるなり
われ切に豪奢を思ふ
靑梅のにほひの如く
感せまる園の日頃に
酒精(アルコール)なむる豪奢を
[やぶちゃん注:本前書中の「pRINCE」はママ。「全集」では「PRINCE」とする。「全集」では「酒精(アルコール)なむる豪奢を。」と句点を打つ。この前書は「是等」と複数形である以上、どこまでを指すかは不明ながら、この詩以降の複数篇を指すと考えねばなるまい。]
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靑色廢園
是等の詩はわが友なるあへかなる少年のその異名を pRINCE
と呼ぶに捧ぐるなり
われ切に豪奢を思ふ
靑梅のにほひの如く
感せまる園の日頃に
酒精(アルコール)なむる豪奢を
[やぶちゃん注:本前書中の「pRINCE」はママ。「全集」では「PRINCE」とする。「全集」では「酒精(アルコール)なむる豪奢を。」と句点を打つ。この前書は「是等」と複数形である以上、どこまでを指すかは不明ながら、この詩以降の複数篇を指すと考えねばなるまい。]