(かなしみは……) 立原道造
かなしみは「氣を付け」をしてゐる少年だつた 銀貨色をしてゐた それはハアトの型であつた
かなしみはポケツトのある上衣を着て誰にもまけずに晴れやかな顏をしようとしてゐた
(立原道造)
[やぶちゃん注:二〇二六年二月十三日追記:私は、以上のデータを、どこで見出したのか、忘れてしまったが、記憶を辿ると、軽井沢に遊び、「軽井沢高原文庫」に行った際に入手した道造の詩篇の断片の画像を葉書にしたものの中で見出し、この詩篇に痛く感動し、図書館で全集で確認したものだったかと思う(その絵葉書は嘗つて秘かに愛していた女性に送って手元には、ない)。今回、国立国会図書館デジタルコレクションの角川書店の「立原道造全集 第二卷」で前記草稿詩篇を電子化注しているが、ここで、本篇を確認した。私が、ブログ・カテゴリ「立原道造」を創始したきっかけであるので、このままにしておくこととする。]
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