「笈の小文」の旅シンクロニティ――芭蕉、杜国を伊良湖に訪ねる
本日 2015年12月14日
貞享4年11月10日
はグレゴリオ暦で
1687年12月14日
この貞享4年11月10日に芭蕉は名古屋蕉門の有力者であった愛弟子坪井杜国を侘び住まいの知多伊良湖崎の保美(ほび)村に訪ねた。彼は名古屋の米穀商であったが、当時、空米(からまい)売買(米の先物取引)で罰せられてここに流謫されていた。
芭蕉は陰暦のこの11月10日から14日(グレゴリオ暦1687年12月18日)日までの五日間をこの杜国訪問にかけており、短いながら「笈の小文」の印象的な最初のクライマックスであると言える。
私は既に2013年12月12日に不正確なシンクロニティとして「芭蕉、杜国を伊良湖に訪ねる」を公開しているので、そちらを参照されたい。但し、リンク先は分量膨大に附き、ご覚悟あれかし。
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